【新華社デュイスブルク11月17日】ノルトライン=ヴェストファーレン州（Nordrhein-Westfalen、略称NRW州）投資促進署の華珮（Petra Wassner）署長は先日新華社記者の特別インタビューに応じた際、新常態（ニューノーマル）にある中国経済の見通しに対し楽観的な見方を維持し、中国経済のモデル転換がドイツに新たな活力とチャンスをもたらすだろうと語った。
華珮署長は、中国経済の自己調整能力が自信に満ち溢れているとみなし、次のように述べた。中国経済が中高速な成長を維持することは、対外需要が比較的高いレベルを維持していることを意味しており、これはドイツにとって1つの積極的要素にあたる。また、「一带一路（シルクロード経済带と21世紀海上シルクロード）」の提案のもと、中国とヨーロッパを結ぶ快速貨物列車「中欧班列」の絆を通し、NRW州と中国市場はすでにより緊密に繋がっている。
華珮署長は中国経済のモデル変換とアップグレードにたいへん注目している。彼女からみれば、中国の一部の工業施設や企業にモデル変換やアップグレードが必要だということは、専門技術の経験を有するドイツ企業にとっては重要なチャンスであり、同時に、新常態にある中国経済も、資源の合理的な利用や環境保護を一層重視していくものと思われる。
華珮署長は次のように述べた。「私は、今の中独協力の中で、中国側が技術協力や技術移転に関心を寄せると同時に、環境にますます注目しているもはっきりと感じます。エアークリーニング、水クリーニング、鉱山修復などの環境保護技術の面で、NRW州は中国企業の理想的な協力パートナーだといえるでしょう。技術の他にも、NRW州ルアー区（Ruhr-gebiet）には環境問題に対処してきた歴史的な経験も擁しています。私たちはこの分野で中国企業とより多くの協力を展開していけるよう期待しています。」
華珮署長はまた次のように語った。「中国は非常に優れたIT企業を擁し、阿里巴巴（アリババ）、小米（シャオミ、Xiaomi）など一部の中国企業は急速に発展し、また世界のトップに身を置いています。NRW州は中国の関連企業との協力を通じて、互恵・ウィンウィンを実現できるように望んでいます。」
（新華網日本語）
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