【新華社北京11月19日】11月17日、外交部は李克強総理のマレーシアのクアラルンプールで開催される第18回中国・ASEAN（10+1）首脳会議、第18回ASEAN・中日韓（10+3）首脳会議及び第10回東アジア・サミット(EAS)への出席並びにマレーシアへの正式訪問について、中外メディア説明会を開催した。外交部の劉振民副部長及び商務部の高燕副部長が関係状況を説明した。
一、東アジア協力をめぐる一連の首脳会議への出席について
劉振民副部長は、次のように述べた。今年末にASEAN（東南アジア諸国連合）共同体が形成され、中日韓の協力は次第に正しい軌道に戻り、東アジア協力のエネルギーが増強され、地域一体化の過程が加快する。同時に、世界経済の復興は大変、厳しく、各国の経済成長は構造調整及び外部の重圧に直面し、テロリズム、気候変動、伝染性疾病などの従来と異なる安全への脅威が際立っている。一部の不確定で不安定な要素は依然として存在する。
今回の会期中に、各関係者がこの一年間の東アジア協力の進展状況を総括して振り返り、各メカニズムの発展について意見を述べ、提言を行う。各関係者は共通して関心を寄せる国際地域問題について、深層から意見を交換する。
（一）10+1首脳会議
今年10+1首脳会議で、李克強総理は中国のASEAN政策について重点的に説明し、より緊密な中国－ASEAN運命共同体の建設、21世紀海上シルクロード、中国－ASEAN「2+7協力枠組み」などの提唱の着実な実行を引き続き推進し、生産能力、相互連結などの協力を重点的に推進し、中国－ASEAN関係の水準を絶えず高めていく。
（二）10+3首脳会議
今年は10+3首脳会議で、中国側は各側が『2013－2017年10+3協力活動計画』及び『第二東アジアの展望グループ報告』を着実に実行するように推進し、財政金融、食糧の安全などの従来の分野における協力を深化し、相互連結、国際的な生産能力提携、海洋、貧困扶助、エネルギー、災害救助などの新しい分野における協力を展開する。また、『東アジア地域包括的経済連携』（RCEP）及び中日韓自由貿易区の交渉が早急に進展するように促し、2020年までの東アジア経済共同体建設目標を達成するために共同で努力する。
