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【新華社上海11月3日】11月2日、中国が独自に研究開発した大型旅客機C919の1機目の航空機が中国商飛公司が新設した組立製造センター浦東基地の工場内でオフラインした。
C919は終始、国内外で注目の焦点となっている。同航空機の中国民用航空機産業の発展、基幹産業の実力の向上、ひいては製造強国の発展にとって、深遠な意義を持つ。
初の中国製大型旅客機と称される理由は、C919が中国独自の設計で、完全に独自の知的財産権を保有しているからだ。先端の機体構造、構造材料及び機載システムに対応し、研究開発者が計102項目の重要技術の難題の攻略に取り組み、国産民用航空機への先端材料の初の大規模な応用、数百万個の部品及び機載システムの研究開発プロセスとの高度な融合を実現した。
C919大型旅客機は国際基準に対応し、中国で初めて最新の国際耐空性基準によって研究開発された幹線飛行ルート用民用航空機だ。基本型混合配置の座席数は158席で、標準航程は4,075キロ、最大航程は5,555キロ。これはC919が今後、世界の主要幹線飛行ルート網の飛行に適用されると意味している。
C919は「より安全、より経済的、より快適、より環境保全」などの特性を備え、客室スペースは同類の競合機種と比べて高い優位性がある。同旅客機の国内外のユーザーは現在21社で、総受注数は計517機に達している。今後はさらに、ワイド型、ショート型、航程増加型、貨物輸送型及び公務型などのシリーズ製品を研究開発することも可能だという。
(新華網日本語)
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