【新華社北京10月29日】ネット購入商品の宅配便包装が規範化されてない、農産品積み下ろし用器具の基準が統一されていないなどの要因による浪費とコスト上昇を低減する方針が示された。商務部の房愛卿副部長は28日、商務部は商業貿易物流プロセスの標準化特別行動をより深層から推進すると表明した。
データによると、中国の物流費用がGDPに占める割合は16.1%で、米国、日本などの先進国を大幅に超えている。物流の標準化は物流プロセスにおける輸送、積み下ろし、運搬のスピードを加速し、倉庫管理費用を削減し、消耗を減らし、流通業務の効率を高めることができる。
房愛卿副部長は28日、全国商業貿易物流工作現場経験交流会で、次のように述べた。商業貿易物流プロセスの標準化レベルの向上化は、商業貿易物流という大規模な市場を建設するための内在需要であり、效率を引き上げ、コストを低減する効果的な措置であり、「インターネットプラスアルファ」戦略の重要措置を着実に実行することであり、「海外進出」に向けて競争力を高める重要な要素でもある。
商業貿易物流の標準化における重点業務の一つとして、商務部のトレー標準化行動は積極的な成果を収めた。2015年、北京、上海、広州などの物流標準化モデル地域内で、各モデル企業が輸送用トレーを使用した回数が累計で延べ75万7千回に上り、物流コストが営業収入に占める割合が平均2ポイント以上減少した。
房愛卿副部長はまた、次のように説明した。次の段階は、商業貿易物流の標準化指導規則の強化、市場メカニズム構築の強化、標準化情報システムの確立、標準化信用レベルの向上、標準化知識の普及と宣伝の強化などの方面から着手する。商業貿易物流の標準化特別行動を継続的に深層から展開し、トレーの標準化を切り口に、上流と下流の標準化水準を向上させる共同作業を促進していく。
(新華網日本語)
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