山東省の煙台栄昌生物工程有限公司は国家食品薬品監督管理局からの許可を得て、同社が開発した抗体-薬剤複合体(ADC)の新薬「RC38」の臨床研究を正式に開始した。ADCは次世代の抗がん剤だ。RC48は臨床研究を申請した乳がんADCで、独自の知的財産権を持つ。これは中国のADC開発および産業化における画期的な進展だ。人民日報が伝えた。
ADCは抗体 薬剤と高効果化学薬品を結びつけ、非常に複雑な薬剤分子を形成する。抗体のターゲティング効果を通じ、高効果腫瘍薬を腫瘍細胞内に送り、選択的に腫瘍細胞を破壊する。異なる腫瘍と患者のターゲットに合わせ、一連のADC薬を開発できる。これによってがんの個別化された、正確な治療を実現できる。RC48の臨床試験は、HER2陽性乳がん、胃がん、食道がん、卵巣がん、肺がんなどの各種腫瘍を使い実施される。
(人民網日本語版)
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