偶然にも、今回のイギリス高速鉄道2号線での競合もフランスのアルストムとドイツのシーメンスだった。
海外メディアによると、中国の高速鉄道がこの数年で急速に発展しているのは、大量の海外技術を吸収、改良したためだとする。そして現在では自主開発技術を擁しており、高速鉄道輸出の地位を獲得している。
イギリスのニュースサイト「鉄道技術」の記事によると、中国の高速鉄道は技術面で問題なく、コストも相対的に安価だ。世界銀行のデータによると、中国の高速鉄道の1キロ当たり単価は1700万~2100万ドルである一方、欧州では2500万~3900万ドルである。
注目すべきは、中国とタイが高速鉄道の協力プロジェクトを協議する際、タイの改革動員委員会の委員が、中タイ協力の際はハード面だけでなく、技術譲渡などソフト面での協力が重要だと述べたことだ。
これに対し寧賦魁大使は、「中国側は十分、タイにおける鉄道人材の育成を重視している。中国はタイのために少なくとも100名の専門人材を育成する計画だ。中国 インドネシア高速鉄道の協力は、中国の高速鉄道は技術基準から設計、調査、工事、設備製造、人材育成など全面的にサービスを提供する、いわば最初の全面的輸出となる」と述べている。