欧州の「橋頭堡」
スイスは人民元オフショア取引センターになるのを期待しており、この新しいオフショアセンターの設立は、中国にとってもいくらかのメリットがあるだろう。
人民元の国際化の歩みが加速するに伴い、二国間貿易と輸出ファイナンス商品の中で人民元を使用する割合が増え続けることは、「海外進出」するより多くの中国企業がスイスに根ざす選択をするのを推進するだけでなく、スイス企業が中国での業務を開拓するのにも有利だ。
現在、ロンドン、フランクフルト、ルクセンブルクは欧州の3大人民元オフショアセンターとなっている。 ルクセンブルク・ファンド業界協会（ALFI）のCEOマッケル（Mackel）氏の分析によると、この3大センターはそれぞれオンショア人民元為替市場、貿易決済及び人民元建て貿易決済の役割を担っているという。
また、スイスは保険業と金融資産管理の面での総合優位性がたいへん際立っており、これは現在金融改革を深化しつつある中国にとっては、参考にする価値のある貴重な経験でもあるのだ。
（新華網日本語）
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