資料写真:米国の空母打撃群
米ニュースサイト「Value Walk」は10月5日、「米国・ロシア・中国の軍事力、世界で最大」と題した記事を掲載した。主な内容は以下の通り。
軍事力の面では、地球上のいかなる国も米国の比較にはならない。グローバリゼーションに関する金融グループ「クレディ・スイス」の最新報告によると、ロシアは世界第2の軍事力を誇るが、米国の総合軍事力が0.94ポイントとされたのに対し、ロシアの総合ポイントは0.80で、大きな差が存在している。中国は0.79ポイントで第3位につけている。
驚くべきなのは、日本が0.72ポイントを獲得し、昨年の第9位から今年は第4位に躍進したことである。日本は、同地域での強硬姿勢を強める中国に対抗するため、軍事力を強化し、国防支出を拡大している。日本と中国は、尖閣諸島(注:中国の釣魚島及びその付属島嶼)をめぐる激しい論争の中にある。インドは0.69ポイントで5位だった。6位から10位は順に、フランス、韓国、イタリア、英国、トルコだった。
クレディ スイスによると、米国の通常戦闘能力は、ランキングの後続国を大きく上回っている。米国は1.39万機の戦闘機、920機の攻撃ヘリコプター、72機の原子力潜水艦、20機の空母(原子力空母と強襲揚陸艦を含む)を擁している。米国の2014年の国防支出(6100億ドル)は、ランキングではこれに続く国々をはるかに上回っている。米国の国防支出は事実上、ランキング2位から10位までの9カ国の国防支出予算の総和さえも上回っている。
核平気の時代にあっては、通常戦闘能力は、一国の軍事力をはかる唯一の指標とは言えない。ストックホルム国際平和研究所によると、ロシアと米国の両国は、世界の核平気の総備蓄量の90%を擁している。一方、クレディ・スイスの分析は、各国の通常軍事能力、現役軍人や戦闘機、戦車、攻撃ヘリコプター、潜水艦、空母などを考慮したものにすぎない。
ロシアは依然として、ソ連時代の軍事装備に大きく依存している。だがプーチン大統領の指導の下、ロシアは、軍事力の近代化を急ピッチで進めている。モスクワは、ロシアの軍事装備の更新のために4000億ドルを投入することを計画している。ロシアはすでに、強力な主力戦車「アルマータ」や第5世代ステルス戦闘機「スホーイT-50 PAK FA」、一種の「マイクロ波銃」を開発している。
(チャイナネット)
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