二、 新型の国際関係という理念を提唱し、世界平和・発展という偉大な事業を推進
国連創設70周年のサミットは今年の最も重要な国際的イベントで、その結果は世界構造の調整や変革に影響を与え、世界の発展と協力の基本的な行方を左右する見通しだ。習近平主席は初めて国連の演壇に立ち、歴史の高さに立って、時代の脈拍を掴み、人類の未来に向かって、国連の発展の過程を振り返り、「国連憲章」の精神を振り返り、国際秩序および人類の前途や運命に関わる問題に対する中国の政策と主張を詳しく解釈し、一連の実務的協力における提唱や措置を提起して、国際構造の変遷と中国の外交史に深い歴史的な印を残した。
その一つ目としては、国際関係の発展に新たな様相をもたらしたこと。中国は協力・ウィンウィンにより国と国との関係を処理することを目標とした初の大国だ。習近平主席は昨年末に協力・ウィンウィンを核心とした新型国際関係の構築を提起しており、国際関係の変遷に対し重要な啓示と率先的役割を発揮した。
二つ目は世界の平和を維持するために新たな力を貢献したこと。習近平主席は国連創設70周年を契機として、国際社会と共に人類が平和を勝ち取った苦難に満ちた過程を振り返り、歴史を鑑とし、戦争の被害を未然に防ぎ、平和のトーチを代々に伝えていかせると強調している。
三つ目は世界の発展を促進するために新たな方案を提供すること。今回の国連サミットではポスト2015開発アジェンダ採択を採択し、多くの中国の理念や主張および方案を汲み取った。
中国は国連と南南協力の円卓会議を共同主催し、習近平主席が南南協力で守ってきた平等・相互信頼、互恵・ウィンウィン、団結・相互支援といった重要な経験を総括し、発展途上国の多元的な発展の道への探索を提唱し、各国の発展戦略のドッキングを促進し、実務的な発展成果を実現させ、世界の発展の枠組みを改善し、南南協力を新たな高さまで推し進めた。