8月の人民銀の外国為替資金残高と外貨準備の残高が一致しなかった問題について、同報道官は、「8月には人民銀が外国為替市場の操作で外貨の流動性を提供して外貨準備が減少したことのほか、この月には外貨準備が貸出プロジェクトに依託して一部引き出されたこと、国際市場の一連の主要金融資産の価値が回復したことも外貨準備の低下幅を増大させ、人民元の外為資金残高と外貨準備との低下幅の不一致につながった」と説明した。
8月の金融機関の外国為替取引残高の低下幅と同月の人民銀の外国為替資金残高の低下幅との差が広がった問題について、同報道官は、「金融機関の人民元建て貸出収支表の統計基準を踏まえると、金融機関の外為取引には人民銀、銀行業の預金業務を取り扱う金融機関、銀行業の非預金業務を取り扱う金融機関という3つの主体の外為取引が含まれる。8月の金融機関の外為取引残高の低下幅は人民銀の外為資産残高の低下幅を上回り、その主な原因として銀行システムの外貨流動性が十分だったこと、外貨資金の運用収益が低く、一部金融機関が外貨流動性を企業や個人に提供して、企業や個人の資産配置の多様化ニーズに対応したことが挙げられる」と述べた。
(人民網日本語版)
関連記事:
国家発展改革委員会連維良副主任が経済体制改革の最新の進展状況を説明
国務院台湾事務弁公室、両岸の抗戦の歴史に対する評価の食い違いを拡大・強化することはメリットがなく賢明ではない