(資料写真)
【新華社瀋陽8月26日】遼寧省は近ごろ日本軍による中国侵略時期の貴重な史料を整理・展示し、日本侵略者が中国東北地方に対して行ったさまざまな犯罪行為を詳細に記録した。
この間には瀋陽で近ごろ展示される完全に揃った『奉天中等学校の仮教科書の訂正表』が含まれる。記者はこの教科書の訂正表に、日本の侵略者は東北地方の主権が中国に属することや反満抗日などの内容に対し削除・訂正したことを詳細に記載していたと展示会の会場で見てとった。
遼寧省檔案館の趙煥林館長は、日本軍はある地域を占領してから、直ちに学校を設立し、教材を改ざんして、学生に懸命な反動的な宣伝を行い、学生に奴隷化教育を実行したと述べた。
遼寧省美術館は日本の中国侵略時期に発行された額面の異なる戦争国債を展示した。これらの戦争国債が発行された時期には昭和十六年(1941年)、十七年(1942年)の2種類の年号があり、額面は10元、50元、100元などまちまちで、表面にはそれぞれ「大東亜戦争国庫債券」「大東亜戦争割引国庫債券」「支那事変国庫債券」などの文字が印刷されている。
遼寧省地質資料館や鞍山鋼鉄集団公司(鞍鋼集団)展覧館などの部門は、系統的な整理、分類を経た日偽時期(日本軍が中国東北地区を占領して建立した偽満州国時代)の貴重な地質資料を大量に公開した。
鞍鋼集団党委員会事務室調研処の元処長、鐘翔飛氏は、資料の記載に基づけば、1916年から1945年にかけて、日本が鞍山地域から略奪した鋼鉄資源は1000余万トンに達すると述べている。
(新華網日本語)
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