【新華社成都9月9日】中国科学院高能物理研究所、四川省甘孜州人民政府、中科院成都分院はこのほど、成都で協定に署名し、中国西部に価値が10億元を超える高海抜地の宇宙線観測所(LHAASO)を建設し、高海抜地の宇宙線の起源を研究する方針を示した。
宇宙線は即ち宇宙放射線(cosmic rays)で、大気圏に飛び込んでくる高エネルギーの荷電粒子で、光速に近い速さで飛来し、各方向から地球の大気と衝突する。宇宙線の起源に関する研究で、超新星の爆発、ブラックホールの吸い込みと蓄積(周囲の物質を吸収、蓄積)などの天文学的現象と宇宙の起源が明らかになった。2002年に米国国家研究委員会に謎の解明が求められる21世紀の11項目の宇宙関連問題に列記された。
中科院高能物理所の王貽芳所長は、高海抜地の観測所の完成後、国際的にその他の三つの観測所と研究方向で相互補完の関係を形成し、同分野の中心的な実験設備となると表明した。
(新華網日本語)
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