宜信公司の唐寧CEO
【新華社大連9月14日】インターネット金融が「改革者」として次々と押し寄せ、開催中の夏季ダボス会議の出席者らの争点になっている。専門家はインターネット金融は従来型の金融形態に変化をもたらしたが、伝統的な金融の本質を覆したと誤読してはならないと指摘した。
北京大学国家発展研究院の黄益平教授は、金融の本質は資金の融通であり、どんな方式を用いても変わることがなく、変化するのは金融の形態だけだという見解を示した。
宜信公司の唐寧CEOも、将来的にインターネット金融という言葉は消失すると考えている。インターネットのハイテク技術は金融内に生じた一部分で、金融は金融であり、本来はインターネット金融は存在しない。しかし、インターネット技術によって、金融製品とサービスがより便利になり、より幅広い消費者層にサービスを提供している。「一部の複雑な金融サービスはやはりインターネットが代替できない。」
専門家は次のような見方を示した。従来型の金融にしても、現代の金融にしても、解決すべき課題は、情報の非対称性だ。従来の銀行、投資銀行及び一部の私募債はいずれも金融の仲介として、情報の非対称性を解決する必要がある。今後にかけて、インターネット金融が従来の金融に衝撃を与えるかどうかは、自信の非対称性を解決できるかどうかがカギになる。
(新華網日本語)
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