【新華社北京9月7日】国務院新聞弁公室は6日、『民族区域自治制度のチベット(西蔵)における成功の実践』白書を発表し、民族区域自治制度の実施が西蔵にもたらした天地を覆すような大きな変化について全面的に紹介した。白書はさらに、西蔵自治区は成立から現在までわずか50年しか経過していないが、天地を覆すような大きな変化が生じたと指摘している。今日の西蔵は、歴史上、最も輝かしい時期と言える。
白書の全文は約2万2千字に及び、大量のデータと事実を基に、西蔵で民族区域自治制度が実施された前後に発生した重大な変化について8つの方面から紹介している。その内容は、旧西蔵の黒暗と立ち遅れ、発展と進歩路線の歩み、国情に適した政治制度、人民が国作りの主役になることを保障、人民の福祉を大いに増進、優れた伝統文化の保護と発揚、宗教の信仰の自由の尊重と保護、生態文明建設の推進を含む。
白書はまた、次のように指摘している。民族区域自治制度は、中国の統一された多民族国家の基本的国情と西蔵地方の実情に適合している。西蔵が民族区域自治路線を歩むことは人民が身を翻して解放され、国作りの主役になる正しい選択することであり、西蔵の各民族と人民の根本的利益に適合する。
白書はさらに、次のように指摘している。民族区域自治制度の実施は、西蔵の各民族と人民が国作りの主役になり、真の意味で国家と社会の主人になるために、制度的保障を提供している。しかしながら、14世ダライ集団は長年にわたり「西蔵の独立」という政治目的によって、「中間路線」を絶えず吹聴し、「大蔵区」、「高度自治」を身勝手に誇張し、民族区域自治制度を否定し、民族区域自治制度のもとでの西蔵の発展と進歩を否定している。14世ダライ集団の分裂行動は、中国憲法及び中国国家制度に完全に違反し、西蔵の各民族と人民の根本的利益に甚大な損害を与え、西蔵の各民族の人民を含むすべての中国人民の断固とした反対に遭い、失敗を免れることのできない運命が決定付けられている。
白書はまた、次のように指摘している。民族区域自治制度のもとで、西蔵の経済と社会の発展は絶えず新しい段階に進み、飛躍的な発展を遂げてきた。経済の急速な発展と社会の全面的な進歩によって、西蔵の各民族と人民は実質的な恩恵を受け、人民の生存権と発展権が効果的に保障され、社会が調和し、安泰してきた。西蔵は現在、伝統と現代が融合する中で、西蔵文化が絶えず新しい活力を放っている。
白書はさらに、次のように説明している。長年にわたり、中央政府と西蔵自治区政府は、公民の宗教の信仰と自由の権利を十分に尊重し、各種宗教、各教派はいずれも尊重と保護を平等に獲得し、正常な宗教活動と宗教の信仰が法に則って保護されている。
白書は次のように指摘している。過去50年に中国共産党と中央政府の力強い指導のもとで、民族区域自治制度の実施を通じて、西蔵は立ち遅れた状態から進歩し、貧困から豊かに、閉鎖から開放に向かい、社会制度において歴史的な突破を実現し、社会環境に天地を覆すような変化が生じた。民族区域自治制度の実施は、西蔵の歴史と発展及び社会の進歩に向けた客観的な要求であり、西蔵の各民族と人民の根本的利益と一致することが実践から十分に実証されている。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
関連記事: