天津港爆発事故から11日目に入った8月22日に、爆発地点から遠くない自動車物流パークにあった破損自動車の整理作業が終了しました。また、この日の記者会見で明らかにされたところによりますと、22日午後3時まで、死者が121人に上ったほか、依然として54人が行方不明のままとなっています。
天津市の曹小紅副市長が記者会見で発表したところでは、これまで確認された死者121人のうち、公安、消防関係者が19人、天津港の消防士が48人、警察が7人、その他の45人を含む119人の身元が判明され、身元がまだ確認されていないのが2人だけとなっています。54人の行方不明者のうち、公安、消防関係者が5人、天津港消防士が32人、警察が4人、その他の13人となっています。
また、病院で手当てを受けている負傷者のうち、重症が71人から48人に減り、151人が全治して退院しました。
環境において、天津市環境モニタリングセンターの鄧小文主任の明らかにしたところでは、8月21日の0時~24時までに、すべての観測地点において新たな特定有毒汚染物質が検出されておらず、各特定有毒汚染物質の濃度もいずれも基準値を超えていません。事故発生地周辺の大気は2級レベルという比較的良い状況にあります。廃水と水環境のサンプリング検査の結果、27の観測地点でシアン化物が検出され、このうち、最大では基準値の54.6倍を超えた観測地点が7箇所ありましたが、いずれも爆発地点から3キロ以内の警戒区にあります。シアン化物を含めた廃水は依然として警戒エリア内に封じとめられています。なお、周辺の地表水や沿岸海域への汚染はないということです。
(中国国際放送局)
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