中国共産党中央台湾事務弁公室と国務院台湾事務弁公室の責任者は21日、談話を発表し、中国台湾の元指導者・李登輝氏がこのほど発表した言論を批判しました。
李登輝氏は先日、日本メディアに寄稿した文章の中で、台湾住民が日本による侵略と植民地支配に反抗したことを否定し、「台湾と日本は同じ国」、「慰安婦の問題はすでに決着済み」などと発言するとともに、中国大陸と台湾の共通認識「92年コンセンサス」について「偽造されたもの」と述べました。
これに対し、2つの台湾事務弁公室は談話を発表し、「李登輝氏の発言は歴史的事実をひどく歪曲しており、日本による植民地支配への反抗と抗日戦争勝利への台湾同胞の重要な貢献を無かったことにするものだ。これは日本軍国主義の侵略の罪について弁解しようとする狙いがある」としました。また、「李登輝氏の錯乱した歴史観や恥ずべき奴隷化された心が暴露されている。『台湾独立』を堅持し、海峡両岸関係を破壊し、両岸同胞を離間させようとする険悪な企みも表れている。これに対して両岸同胞は強く憤慨している」と批判しました。
(中国国際放送局)
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