日本の右翼勢力がかつての慰安所の設置と「従軍慰安婦」の強制連行の犯罪行為を否認するのにさらなる反撃を行うため、国家公文書局は8月15日から8日間にわたり、公式サイトでネット動画「『慰安婦』‐‐日本軍性奴隷文書線」を発信する。
同局関連部門の責任者によると、「同局が制作したこの動画は国内の一部公文書局と研究機関が収蔵する慰安婦関連文書を公表するもので、日本の中国侵略時期に作成された日本側の文書もあれば、日本が占領地域で樹立した傀儡政権の文書もあり、戦後に中国政府が奪われていた資産を接収し、戦争による損失を調査し、日本の戦犯を尋問して作成した文書もあり、日本が戦時に軍隊での性奴隷制度を実施し、『従軍慰安婦』を強制連行し、慰安所を開設したという歴史的事実をはっきりと示すものであり、日本の右翼勢力と日本当局の一部の言論の荒唐無稽で恥知らずであることを反駁の余地なく証明するものだ」という。
また同責任者によると、「『従軍慰安婦』制度の計画と実施は、日本の軍国主義の人道主義にもとり、両性の倫理にもとるという野蛮さ、残忍さ、暴虐性は、人類の文明史上まれにみる暴力行為であり、日本の侵略者による制度化された国家的犯罪行為であり、被害者となった女性の人権をひどく損なうものであり、世界の女性史上で最も痛ましい1ページであることを十分に明らかにしている。今年は世界反ファシズム戦争勝利70周年にあたり、このような荘厳な歴史的な時にあって、かつて戦争を起こした国である日本は、実質的にはかつての軍国主義に基づく侵略戦争の性質と戦争責任をはっきりと明確に述べておらず、被害国の人々に心からのおわびをしておらず、軍国主義に基づく侵略の歴史にはっきり徹底的に決別してはいない。『従軍慰安婦』制度とその犯罪行為については、『戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去を、この胸に刻み続けます』というだけで隠蔽しようとし、『従軍慰安婦』制度の被害者を第二次世界大戦終結後70年になる今日において再びその人権が蹂躙される事態に追いやっている」という。
(人民網日本語版)
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