警察官を定年退職した茂幸雄さんは、東尋坊のパトロールを11年間続け、自殺者の説得を行ってきた。この70歳の高齢者はそのあたたかい心により、この崖で500人以上の自殺者を救ってきた。米サイト「odditycentral.com」が7月27日に伝えた。
東尋坊は日本で有名な観光地だが、その目もくらむような高さによって多くの自殺者から注目されている。友を失った茂さんは、このような悲劇の再発を防ごうと決意した。茂さんは11年間に渡り、説得の経験を積み重ねた。茂さんは、自殺者の苦しい状況の解決を助けることの重要性を強調し、「彼らが巨額の負債を抱えていれば、私は合法的な手段によって支援する。彼らが失業者であれば、ハローワークに連れて行く。帰る家がなければ、私の家に連れ帰る」と話した。
茂さんは11年間で説得に失敗したこともあるが、その経験は命を惜しみ、守ろうとする決意を強めるばかりだった。
(チャイナネット)
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