中国において、ネットショップを開設している大学生はどれほどいるのだろう?中国就業促進会がこのほど発表した報告によると、2014年末までに、中国全土において、ネットショップが計1000万人の雇用を創出し、うち大学生が開設しているネットショップが約618万人の雇用を創出。寄与率は6割に達している。人民日報が報じた。
同報告によると、大学生が個人経営するネットショップは約540万人の雇用を創出している。また14年、中国全土の大学生が企業を開設したネットショップが約78万人の雇用を創出している。
若者が個人経営するネットショップの雇用創出規模は、大学卒業後の年数に比例して顕著に増加していく。14年、在学中の大学生が開設したネットショップの雇用創出規模は約30万人だった。そして、大学卒業後2年以内になると、約76万人に増加し、以下、5年以内約206万人、6年以上約357万人と増加していく。
大学生のネットショップ開設にはどんな特徴があるのだろう?同報告によると、男性オーナーが61%と女性よりも多い。また、開設するネットショップが「1軒だけ」という大学生が全体の71%を占めた。8割が実店舗を持たない。その他、会社を立ち上げてネットショップを開設する大学生は全体の19.6%だった。
大衆による起業 イノベーションという政策を背景に、多くの大学生がハードルの低いネットショップを開設して起業するようになっている。また、さらに多くの政府のサポートへの期待も高い。報告によると、ネットショップを開設する大学生の7割以上が、「政府にインターネットの分野における起業、就職をサポートする政策を強化してほしい」と期待しているほか、4割近い大学生が「減税、免税などのサポートをしてほしい」、3割以上が「政府に、もっと便利な物流や配送が実現するようにしてほしい」と期待している。
(人民網日本語版)
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