英国政府は長年に渡り、イタドリを除去するためさまざまな対策を講じてきた。
英国当局は4年前、実験室内で大量に繁殖した日本のアブラムシを放ち、この「虫の兵隊」でイタドリを除去しようとした。しかしアブラムシは寿命が短く、志を遂げずして戦死することが多かった。研究者は、アブラムシの寿命を延ばすことに苦心するしかなかった。
英国当局は今夏、さらに多くのアブラムシを投入しようとしている。しかしアブラムシの攻撃のペースによると、効果は5 10年後にようやく現れる見通しだ。
英国政府は住民に対して、自宅の庭のイタドリを除去するよう指示している。違反者は「反社会的行為」とされ、最高で2500ポンドの罰金が課される。
除草剤を散布するか、茎に除草剤を注射すればイタドリを除去できるが、これには半年の時間がかかり、費用も高額だ。狭い土地でも、1500ポンドが必要になる。
26日付デイリー テレグラフ紙は、英国政府の環境事業の担当者による話として、「英国全土でイタドリを除去するためには15億ポンドが必要だ。英国政府にこの予算がないことはさておき、実際に費用を捻出したとしても、失敗に終わる可能性が高い」と報じた。
この担当者は、「英国政府はお手上げだ」と述べた。
(チャイナネット)
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