フィリピンのベニグノ・アキノ大統領は27日任期最後の施政方針演説を行いました。
アキノ大統領は同日午後同国議会でフィリピン語で演説し、政府が汚職撲滅、就労促進、教育、税収などの分野で収めた成果を評価しました。一方、この施政方針演説の日、多数の野党議員が参加するデモがあったほか、4000人あまりが国会前で抗議活動をし、演説を阻止しようとしました。
なお、アキノ大統領は2016年5月に任期満了になります。フィリピンでは大統領任期は6年を超えてはならず、再任が許されないことから、アキノ大統領は残り1年足らずで大統領の任期を終えることになります。次期大統領をめぐって、誰がアキノ大統領の支持を得られるかが注目されていますが、アキノ大統領は今回の演説の中でロハス内相が信任に値すると述べ、後任を示唆しています。
(中国国際放送局)
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