中国の劉結一国連大使は1日、「インターネットの安全は各国の主権・安全・開発に関わる重要な戦略問題で、各方面が相互尊重と平等互恵の下で、対話と協力を通じてインターネットの安全を共同で守るべきだ」と強調しました。
世界情報社会サミット(WSIS)の成果を審議する会議で、劉大使が述べたものです。劉大使は「サイバーテロとインターネットの犯罪は各国が直面する共同の安全脅威だ。国際社会は、インターネットの国際規則の制定で早期に合意し、手を携えて立ち向かうべきだ。テロ組織がインターネットで暴力画像を流し、極端な思想を伝え、メンバーや資金を募集し、テロ活動を煽ることを国際社会は力強い措置を講じて防ぐ」と述べ、国連の枠組みでサイバーテロを取り締まる国際公約を制定し、各国が国連専門家グループの活動に積極的に加わるよう呼び掛けました。
劉大使は、多国籍で民主かつ透明の体系を作り、各方面が平等にインターネット管理に加わることを確保し、基礎的資源を合理的に割り当て、共同でインターネットの重要なインフラ整備を進めるという中国の立場を明らかにし、各国と共に世界の情報社会の整備プロセスと各国の開発のために努力し、情報社会の未来を切り開いていく、中国の姿勢を表明しました。
(中国国際放送局)
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