メキシコ湾から流れ込んだ湿った空気による竜巻と洪水の被害が大きく、アメリカのテキサス州やオクラホマ州では死者が21人に上り、11人が行方不明となっています。また、隣接するメキシコの国境沿いでは14人が死亡しました。テキサス州のミッドロージアン•ダムは決壊寸前となったため、数千人の住民が避難を余儀なくされました。
この十年来もっとも深刻な洪水の被害に見舞われたアメリカ第4の都市・ヒューストンでは、7人が犠牲しました。テキサス州の州都・オースティンに近いヘイズ郡では3人が犠牲し、11人が行方不明となっています。オクラホマ州では水上救援にあたっていた消防士を含め、4人の犠牲者が出ています。
竜巻はアメリカとメキシコの国境を通過し、メキシコの北部地区では14人が死亡し、怪我人は300人に上り、行方不明者は5人となったほか、800軒あまりの家屋が毀損しました。
アメリカのオバマ大統領は、「連邦政府は被災地の救援を支援する」意思をテキサス州のアボット知事に伝えました。
気象当局によりますと、テキサス州の上空に低気圧がとどまっているため、今週末までに再び集中豪雨が発生する可能性があり、洪水の規模をさらに拡大する恐れがあるということです。
(中国国際放送局)
推薦記事: