中国の李克強首相が5月18日~26日、ブラジル、コロンビア、ペルーとチリに対して正式訪問を行いました。去年習近平国家主席のラテンアメリカ訪問が成功裏に終わったことに続いて、中国の対ラテンアメリカ外交の重要な行事となっています。海外の世論と各界の人々は、李首相のラテンアメリカ訪問は、中国とラテンアメリカおよびカリブ諸国との新しい関係の構築、互いの協力とウィンウィン関係の更なる深化に役立つものだと見ています。
ブラジルのベルゾイーニ通信相は「ブラジルと中国は、経済面において高い相互補完性がある。投資により、生産能力と技術が移転され、GDP世界第2位の中国と7位のブラジルの双方に利益をもたらすことができる」としています。
スペインのEFE通信社は、李首相のチリ訪問は中国とチリの外交関係が絶えず発展している証だとした上で、チリのバルファキス財務相の話を引用し、「中国はチリにとって最も重要なパートナーだ。チリと中国の経済・貿易関係は非常に深く、成果に富んでおり、強固になり続けている」としています。
ペルーの首都リマにある国立サン・マルコス大学のカルロス・アキノ経済学教授は、「李克強首相が今回ラテンアメリカで訪れた4カ国と中国との貿易額は、ラテンアメリカと中国との貿易総額の57%に上る。李首相の訪問期間中、中国と4カ国が一連の協定を締結したが、これは二国間の経済・貿易往来と投資の促進に役立つだろう」という見方を示しています。
(中国国際放送局)
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