5月24日、フランスのカンヌで、台湾の侯孝賢監督の『黒衣の刺客』が監督賞を受賞した。
【新華社カンヌ5月26日】10日余り続く忘れ難い日夜を経て、フランス南部の海浜都市でカンヌ映画祭が24日、最高潮を迎えた。同日夜、第68回仏カンヌ国際映画祭の授賞式が開催され、仏映画関係者が授賞式で精彩を放ち、多数の重要な賞を受賞した。一部の新鋭の映画人もノミネートされ、前進し続ける勇気とエネルギーを得た。
今年は最優秀賞のパルムドール賞に計19作品がノミネートされ、最終的にフランスのジャック・オディアール監督の「ディーパン」が選ばれた。
ステージに上り、トロフィーを受け取ったオディアール監督は十分に感激した様子で「とても感激で、冷静さを失っています。私は俳優たちに感謝します。彼らがいなければ、この映画は存在せず、パルムドール賞を受賞することもなかったです。コーエン兄弟からトロフィーを授与されて最高に嬉しいです。」と受賞の感想を述べた。
俳優部門でも、フランスの俳優の受賞が目立った。ヴァンサン・ランドンがステファヌ・ブリゼ監督の『マーケットの法則』で好演し、男優賞を受賞した。『Mon roi』に出演したフランスのエマニュエル・ベルコと『Carol』に出演した米国のルーニー・マーラが女優賞を分け合った。
台湾の侯孝賢監督の『黒衣の刺客』が監督賞を受賞した。侯孝賢監督は授賞式で受賞の感想を述べた際に、最優秀監督賞の受賞は、大いに励みになると語った。
その他の部門では、カンヌに初めてノミネートされたハンガリーのラースロー・ネメス監督の『サン・オブ・サウル』がグランプリを受賞した。ギリシャのヨルゴス・ランティモス監督の『ロブスター』が審査員賞を受賞した。脚本賞はミシェル・フランコ脚本家兼監督の『クロニック』が選ばれた。
(新華網日本語)
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