また、フランスのダ・ヴィンチ経済管理学校のシルヴィ·マッティオーリ客員教授はこのほど、仏国際・戦略関係研究所の公式サイトで評論を発表して、アジアインフラ投資銀行の設立は国際金融体系がバランスを失っている問題を解決するためにプラスになり、アジアインフラ投資銀行が適切に運営されれば、欧州企業に新しいビジネスチャンスを提供できると称した。
マッティオーリ客員教授はまた、次のように説明した。世界銀行、国際通貨基金(IMF)を代表とするブレトン ・ウッズ体制は現在、著しくバランスを失い、早急な改革が求められている。この10年間に西側諸国は終始、改革しようと称していたが、着実に実行されることはなく、カギを握る出資割当額改革を推進できていない。自国の経済力に相応した地位獲得を希望する新興国の正常な訴求が満たされていない。このような背景を考慮すると、アジアインフラ投資銀行の設立準備は合理的と言える。
マッティオーリ客員教授はさらに、次のような見解を示した。国際金融体系の多元化は新興国が国際金融体系のアンバランスを解決する唯一の方案だ。世界銀行、IMFなどの機関は新しい投資銀行の誕生を受け入れなければならない。「競合は良い事であり、国際金融体系の転換を加速できる。」
(新華網日本語)
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