翟隽大使は、現在、中国経済の発展は「新常態(ニューノーマル)」に入り、今後5年間、中国からの輸入品は10兆ドルを上回り、対外投資額は5000億ドルを超え、海外旅行者数は5億人を上回るみ通しだと述べた。「私たちは『一帯一路』の建設を通して、中国の発展の活力で周辺国に貢献し、世界に恩恵を施せるよう望んでいます。」
フランスで最多販売部数を誇る経済紙『レ・ゼコー』はこのほど、ノーベル経済学賞受賞者、ジョセフ・スティグリッツ氏が中国の提唱するアジアインフラ投資銀行の開設は、世界経済のガバナンスにおける大きな進歩だと評した評論を掲載している。
評論は次のように指摘している。インフラ投資は発展にとって十分に重要だ。中国の一部の辺境地域で、交通及び通信方面の投資を増加したことにより、人、貨物、情報の流通が促進された。これらの地域は現在すでに繁栄になった。
評論はまた、次のように指摘している。必要資金が不足するこの時期において、アジアインフラ投資銀行のもう一つの役割は、貯蓄が最も有益な場所に流れるように誘導することにある。このため、中国が提唱するアジアインフラ投資銀行の設立に向けた措置を積極的に歓迎すべきだ。アジアインフラ投資銀行の創設は多国間の枠組みを構築し、投資のための金融資本を「多元化」することが目的だ。