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中印関係、試練を乗り越え共同発展へ
jp.xinhuanet.com | 発表時間 09:18:13 | | 編集: 王珊寧

  インドのモディ首相は14日から16日にかけて中国を訪問した。習近平国家主席が自らこの古都に向かい、両国の首脳会談を開いた。西安はまたモディ首相のために盛大な唐風の歓迎式典を開いた。これは中国の、インドの首脳であるモディ首相に対する特殊な礼遇だ。

  竜と象の共演は再び世界の目を引きつけているが、西側の世論は次から次へと冷水を浴びせている。彼らは中印関係を「上辺は華やかだが前途多難」とし、両国がどれほど協力を進めようと、国境問題の原点に戻ることは間違いないと論じている。

  多くの西側のエリートが、中印の歩み寄りを望まないことが分かる。これは彼らのアジアの未来に対する構想と衝突するからだ。中国の台頭は現在も、一部の西側諸国の人物によって「アクシデント」とされているが、今やインドも台頭の勢いをつけてきた。中印という2大国の台頭は将来的に消耗し合うのか、互いに善意を維持するのか、さらには力を借り、促進し合うのか。これは西側の地政学的利益に対して、まったく異なる意義を持つ。

  中印が西側の妨害を避け、両国の根本的な利益を立脚点とし二国間関係を把握できるか否かは、長期的な試練となる。

  中印は隣接する2大勢力だ。両国の発展の潜在力は世界最高クラスであり、両国の競争に対する予想が国際世論の新たな関心事となっている。両国関係を悲観的に、もっともらしく描写する人が後を絶たない。

  中印の根本的な利益は、平和・友好・協力だ。両国はいびつな自尊心により意地を張り、軽視し合うのではなく、互いに尊重し学習するべきだ。両国は後ろ盾を得て、外の力により相手に圧力をかける幻想を抱くべきではない。両国の問題は両国間で真剣に解決すべきであり、第三者による干渉はこの大国関係にとって焼け石に水である。

  中印の社会は、両国の友好的な協力の発展を強く願っている。両国の世論を観察すると、相手側に向けられた過激な声には時にうっぷんを晴らす性質や、民族主義的な色合いがある。あるいは国際関係における、紋切り型の批判の場合がある。これらの言論は自国で「消費市場」を持つが、過ぎ去るのも風の様に早く、歴史の大河に深い痕跡を残すことはない。

  モディ首相の来訪は中印関係にとって、習主席のインド訪問に続く新たな鼓舞となった。両国社会はこの鼓舞を拍手で迎え、積極的に支持するべきだ。

  (チャイナネット)

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