フランスで開幕した第68回カンヌ国際映画祭で、新作「山河故人」(原題)がコンペティション部門にノミネートされている賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督は14日、フランス映画監督協会による「ゴールデン・コーチ賞」を受賞しました。中華圏の監督の同賞受賞は今回が初めてです。
カンヌ国際映画祭の「監督週間」部門において開かれた授賞式で賈樟柯監督は「今年45歳になるが、この賞は17年間の映画監督人生の総括になるとともに、これからの励みにもなる」とコメントしました。
その後、メディアの取材に対して、この若さで受賞できたことを「驚いた」と話し、「これからも映画に対する情熱と信頼を維持し、ずっと頑張って行きたい」と決意を新たにしました。
「ゴールデン・コーチ賞」は、フランスの巨匠ジャン・ルノワール監督の「黄金の馬車」から名付けられたもので、2002年に設けられた「監督週間」部門で貢献した監督に贈られる賞です。これまでにクリント・イーストウッド、ナンニ・モレッティ、デヴィッド・クローネンバーグ、ジム・ジャームッシュなどの著名な監督が受賞しています。
(中国国際放送局)
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