アジアインフラ投資銀行へ加盟、特に創始国としての加盟は、オーストラリアの国益と合致する。この点はすでに各方面の共通認識となっている。オーストラリア『ビジネスオブザーバー』中国エリアの蔡源編集長は、長期的に見ると、オーストラリアはアジアの発展から利益を得る、と見做している。
オーストラリア国立大学、東アジア経済研究所のピーター・ドライスデール主任は、新華社記者の取材に応じた際に、オーストラリアと本地域のその他の各経済体がアジアインフラ投資銀行が推進するインフラ投資からメリットを得ることは、本地域の経済発展にとって極めて重要だと述べた。
オーストラリア・ファイナンシャルイノベーション研究院の郭生祥院長は「現在はアジア地域の発展途上国がインフラ投資を必要とするだけでなく、欧米などの先進国であっても、インフラのモデルチェンジが必要となっている。」と述べた。
オーストラリアにとっては、インフラ建設は基本的には前世紀30年代および80、90年代の2段階で完成しているが、現在すでに設備の劣化などの問題が現れているという。オーストラリア政府は、オーストラリアのインフラ世代交代に今後の10年でおよそ約1兆ドルが必要となると見込んでいる。
シドニー工科大学(UTS)豪中関係研究所(ACRI)の副主任のジェームズ・ローレンス氏は19日『ファイナンシャル・レヴュー(The Financial Review)』紙に文章を書き、アジアインフラ投資銀行(AIIB)はほとんどの国が中国が国際社会でより重要な役割を演じるのを支持するという一つの事実を掲示したと伝えた。文章は、アジア地域がこのように大規模で、しかもインフラ建設におけるニーズの不満足状態に直面している時、AIIBが世界銀行を挑発するなどといった言論はおかしな非難だと伝えている。
(新華網日本語)
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