中国人観光客による日本旅行のブームを受け、航空会社は新たなビジネスチャンスを見込んでいます。中国の大手格安航空会社・春秋航空は26日上海で、日本の花見シーズンの観光ブームを狙うため、今年3月に中国と日本を結ぶ5路線を新たに開通すると発表しました。
日本側が発表した統計データによりますと、去年日本を訪れた中国大陸の観光客は前年比83%増の延べ240万人を超え、中日観光市場には大きなビジネスチャンスがあるということです。
現在、国際原油価格の下落により、中日間航路の燃油特別付加運賃(往復)が約200元(日本円で約3745円)に引き下げられ、日本観光のコストダウンにつながっています。3月末頃から4月初め頃にかけての花見シーズンを控え、新たな日本観光ブームの到来が見込まれています。このタイミングを狙うため、春秋航空は上海から北海道旭川までの1路線と、成都、鄭州、西安、晋江から大阪までの4路線を立て続けに新設します。
そのうち、上海と北海道旭川を結ぶ路線は唯一の定期直行便であり、札幌線を除いて上海と北海道を結ぶ2つ目の路線となります。この路線は毎週月曜日と木曜日に就航する計画で、片道割引運賃は499元(日本円で約9343円)となります。
去年7月から、春秋航空は既に中国と日本を結ぶ6路線を開通し、それぞれ、上海から北海道札幌までの1路線と、重慶、武漢、天津、蘭州、青島から大阪までの5路線となっています。
(中国国際放送局)
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