【新華社北京7月17日】中国工業・情報化部の田玉竜(でん・ぎょくりゅう)チーフエンジニアは16日、国務院新聞(報道)弁公室が開いた記者会見で、同部が企業に対し、新型コロナウイルスワクチンの産業化プロセスを加速させ、国内の接種需要を全力で保障するよう指導したと述べた。また、現在の中国のワクチン生産能力が年間50億回分で、これまでに国内向けに14億回分以上、海外向けに5億7千万回分を供給したことを明らかにした。
田氏はワクチンについて、生産技術の難易度が高く、制御段階が多く、工程が長いと説明。同部が各種ワクチンの生産能力構築を急ぎ、安全な品質を確保した上で、生産能力と生産量の拡大に全力を尽くすと述べた。さらに、同部が今年下半期(7〜12月)に国内外市場の需要を統一的に考慮し、ワクチン企業がさまざまなルートで国際生産能力における協力を実施することを支援していく考えを示した。
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