
スリランカのハンバントタ港。(5月6日撮影、小型無人機から、コロンボ=新華社配信/劉鴻儒)
【新華社コロンボ7月16日】中国とスリランカが共同で運営するハンバントタ国際港湾グループ(HIPG)はこのほど、ハンバントタ港の上半期の貨物取扱量が前年同期の2・8倍以上になったとする速報値を発表した。同港は、新型コロナウイルスの影響を受けつつも、取扱量の大幅増を実現した。
ハンバントタ港は中国とスリランカが進める「一帯一路」共同建設の重点協力プロジェクトで、同国の南端に位置する。人工の総合深海港で、アジアや欧州、アフリカを往来する貨物船の多くが経由する。
速報値によると、6月末時点の今年の貨物取扱量は約120万トンで、前年同期の約42万トンから大きく増加した。うち、RORO(ロールオン・ロールオフ)方式は24万トンから41万3千トン、ばら積み貨物は1443トンから57万8千トン、液体ばら積み貨物は17万9千トンから21万5千トンにそれぞれ増加した。
同社の担当者は、同港が新型コロナの厳しい感染状況の中でも依然高効率な運営を保っていると説明。22年末までに機能の整った多目的港になるのが目標だと述べた。
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