【新華社北京5月10日】中国国家知識産権局はこのほど、中国が承認した地理的表示(GI)が3月末時点で累計2473品目になったと明らかにした。GIを団体商標や証明商標とする登録数は6209件に上った。
GIは特定地域の製品の特性やイメージ、その他の特徴を保護する重要な知的財産権で、中国でも安吉白茶や山西老陳酢、煙台リンゴ、南京塩水鴨など多くの製品がその保護を受ける。製品の付加価値と農民収入を高め、消費者権益を保護し、地域経済の発展を促す上で重要な役割を果たす。
国家知識産権局が1~3月に新規承認したGI製品は99品目(相互保護対象の96品目含む)、GIを団体商標や証明商標とする登録数は124件だった。新規承認GIマークの使用者(法人・個人)は1461と前年同期の7・7倍になった。
同局は2020年、「GIマーク使用管理弁法(試行)」を発布。GI認定の一本化を進め、GIとGIマークを使用する企業に対する協同監督・管理を強化した。マーク使用の承認にかかる時間も大幅に短縮し、GI保護の水準を大きく向上させた。全国のGIマーク使用企業の2020年の総生産額は6398億元(1元=約17円)に上る。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。