【新華社ワシントン9月27日】英国の著名なエコノミスト、ジム・オニール氏はこのほど、米CNBCの取材に応じ、中国経済は新型コロナウイルスの危機から急速に回復しており、中国が引き続き世界経済の重要な成長エンジンを担っていくとの見方を示した。
オニール氏は、中国の8月の社会消費財小売総額が前年同月比0・5%増となり、今年初めて前年同月の水準を上回ったことに触れ、中国経済の回復が加速していることを裏付けていると指摘。新型コロナによる打撃はあったものの、中国経済は今年もプラス成長を確保し、新型コロナによる損失は来年末までに完全に補うことができるとの予想を示した。その上で、新型コロナの影響は今なお続いているが、世界経済には希望の光が差し込み始めており、中国経済の急速な回復が世界経済の復興にこれまで以上に積極的な役割を果たしていくと語った。
同氏は米金融大手ゴールドマン・サックスのチーフエコノミストやゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント会長、英財務省の政務次官を歴任。2001年に中国、ロシアなど新興4カ国を表す「BRICs」という概念を初めて提唱し、世界経済をけん引する役割を担うようになると予測していた。
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