【新華社北京7月10日】国連教育科学文化機関(ユネスコ)は7日にフランスのパリで開いた執行委員会で、中国が申請した国立地質公園(ジオパーク)2カ所をユネスコ世界ジオパークに認定した。国内では世界最多の41カ所に上り、世界での認定総数は161カ所となった。中国国家林業・草原局が8日、明らかにした。
今回認定されたのは、湖南省湘西(しょうせい)トゥチャ族ミャオ族自治州の武陵山脈の奥地にある湘西世界地質公園と甘粛省張掖(ちょうえき)市にある張掖世界地質公園。
湘西世界地質公園には旧石器・新石器時代の遺跡が160カ所あり、周辺地域には揚子地台が形成されるまでの地質構造の変化が記録されている。張掖世界地質公園では、砂岩と泥岩の互層からなる色鮮やかな丘陵を見ることができる。
国家林業・草原局によると、中国はユネスコの呼び掛けに応じ、2003年から国立地質公園の設立を進めてきた。生態環境の保護や地方経済の活性化、雇用創出のほか、国際交流の促進などに寄与してきたという。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。