6月29日、スマートフォンを使って切り絵制作のオンライン授業を行う華麗さん。(長春=新華社記者/張楠)
【新華社長春7月3日】中国吉林省吉林市出身で満族の華麗(か・れい)さんは、幼い頃の病気が原因で体が不自由になったが、手先の器用さを失うことはなかった。華さんは強い意志とたゆまぬ努力、そして家族の協力により、無形文化遺産の満族切り絵を独学で習得。ごく普通の赤い紙を、満族の民俗文化を表現した切り絵作品へと変身させている。今では夫の宋麗朋(そう・れいほう)さん、息子の宋曄(そう・よう)君も切り絵に取り組むようになった。
華さん夫婦は、切り絵芸術の継承と発展のため、同市内に工房を開設し、障害者を対象にした無料の切り絵教室を開いている。