28日、北京市西城区北京展覧館南側の広場に設置された検体採取拠点で、検体採取車の脇に立って採取を受ける市民。(北京=新華社記者/鞠煥宗)
【新華社北京6月30日】中国北京市は28日、西城区と朝陽区で初めてとなる核酸検査用の検体採取車両2台の運用を開始した。これにより医療従事者の作業環境と効率が大幅に改善する。
車両には情報登録用の窓口1カ所と検体採取用の窓口4カ所が設けられ、5カ所をフル稼働した場合、3人分の人手が節約できる。
北京市西城区展覧路医院の張克紅(ちょう・こくこう)執行副院長は「検体採取は1人当たり30秒で終わるため、順調なら窓口1カ所で、1時間に約100人の検体を採取できる」と紹介した。
同市西城区展覧路街道弁事処の劉耀雍(りゅう・ようよう)主任によると、北京展覧館にある検体採取拠点は現在、展覧路街道22社区(コミュニティー)約10万人の常住人口をカバーしており、これまでに同街道の約5万人が核酸検査を終えている。