【新華社上海6月28日】中国上海市文化・観光局は27日、端午節連休(25~27日)に同市を訪れた観光客が延べ373万人に達し、58億元(1元=約15円)の消費を生んだとするデータを公表した。市内の各観光地は、入場制限や事前予約、ピークシフト、秩序ある開放を着実に実施することで、安全で快適な観光・レジャー環境を創出した。
データによると、新型コロナ感染拡大による休業から開放を再開した主要景勝地150カ所の累計受け入れ人数は延べ129万人で、前年同期の46%まで回復した。
人気の観光スポットには230万4千人の観光客が訪れた。うち、外灘は前年同期の47・4%に当たる33万4500人、豫園が39・4%の7万1600人、小陸家嘴(陸家嘴金融貿易区)が43・8%の32万100人となった。
上海の観光地は、端午節の連休を契機に事前予約が必要な「予約観光」の恒常化を模索している。国の指定を受ける景勝地は引き続き入場制限を実施し、最大受け入れ人数の3割を超えないよう厳しく制限。予約がなければ出かけないよう呼び掛けた。国家5A級(最高ランク)の景勝地では時間帯ごとに予約を受け付けた。
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