中国の第13期全国人民代表大会(全人代)常務委員会の第20回会議は28日、グループ会議を開き、香港特別行政区国家安全維持法案を審議した。栗戦書(りつ・せんしょ)全人代常務委員会委員長が審議に参加した。(北京=新華社記者/岳月偉)
【新華社北京6月29日】中国の第13期全国人民代表大会(全人代)常務委員会の第20回会議は28日、グループ会議を開き、香港特別行政区国家安全維持法案を審議した。栗戦書(りつ・せんしょ)全人代常務委員会委員長が審議に参加した。
常務委員会のメンバーと全人代専門委員会メンバーの一部、香港特別行政区の全人代代表を含めた全人代代表の一部が審議に参加した。出席者は憲法・法律委員会が提出した法案の第2次審議稿と審議結果報告について、香港各界の関係者を含む各方面の意見を十分に検討、吸収しており、全人代の関連決定の精神を示し、関連方面の関心に応えるものであるとの認識を示した。また、関連内容の表現の正確性が増したほか、具体的措置の方向性と運用性がより高まったとし、香港特別行政区の実情に合致しているとの考えを示した。
出席者はまた、関連する法律を可能な限り早く成立させ、香港特別行政区で公布・実施することで、国家安全維持の面で香港特区に存在する法律の抜け穴や制度の欠如、仕事の脆弱部分の問題を着実に解決し、関連の犯罪行為や活動を効果的に取り締まり、国家の安全を確実に守ることができると表明。香港特区の繁栄と安定の維持に有利であり、香港住民の合法的権益の保障にも有利であるとの認識を示した。
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