北京の人気観光地、南鑼鼓巷。（２月１２日撮影、北京＝新華社記者／鞠煥宗）
【新華社北京３月３日】中国北京市は、新型コロナウイルスによる肺炎の影響を受けた文化・観光関連企業の難局突破を支援するための措置を取っており、市内の金融機関はその一環として、そうした企業の信用供与を拡大し、資金調達コストを引き下げた。
中国人民銀行（中央銀行）営業管理部の賀同宝（か・どうほう）副主任によると、中央銀行は管轄内の全ての銀行に対し、文化企業およびその関連企業について、２０２０年の融資残高と借主数を前年比で少なくとも１５％増加させるよう求めている。
新型肺炎の影響で一時的に財政難に陥っているものの、将来性がある文化企業については、融資の早期回収や停止などをしないよう推奨。一方、文化企業への財政的圧力を緩和するため、貸出金利と手数料を適切に引き下げるよう推奨している。
同管理部は２月２５日、融資を必要とする企業を対象としたオンライン申請システムを立ち上げた。２月末時点で既に２００社以上が申請を提出しており、そのうち文化企業が２０％近くを占めている。
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