【新華社プラハ9月20日】中国の鉄道車両設計・製作企業、中車株洲電力機車(中車株機)は18日、欧州連合(EU)に向けて初めて輸出された動車組(動力分散式列車)「シリウス号」が同日にチェコに到着したと発表した。EUの欧州相互乗入技術要求(TSI)などの関連認証を取得した上で運行に投入される。
中車株機の技術専門家の周安徳(しゅう・あんとく)氏によると、この動車組は6両編成で、最高時速は160キロ、欧州の異なる国・地域の電圧に対応でき、運行適応性が強い。また、スマート制御技術を採用、自動ウェイクアップアラームなどの機能が搭載され、欧州の多様化した運行パターンに応じることができる。
同社の周清和(しゅう・せいわ)董事長によると、EUは世界の軌道交通設備のハイエンド市場として、列車の品質と信頼性に厳しい基準と参入ハードルを設定しており、中国の動車組がEU市場進出に成功したのは、中国のハイエンド装備製造ブランドが国際市場で幅広い評価を得ていることを示すものだという。
チェコの民間鉄道会社レオエクスプレスは中車株機と2016年12月、プラハで契約、中国側から動車組3編成を購入すると発表した。
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