i
10日、壌塘県にあるカーラチャクラ香技術伝習センターで、村民がチベット香づくりに励んでいる。(壌塘=新華社記者/張超群)
【新華社壌塘8月13日】青海チベット高原の東南の縁に位置する中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州壌塘(じょうとう)県では、カーラチャクラ香(チベット香の一種)の昔ながらの製法が受け継がれている。カーラチャクラ香の伝承人、馬角瑪(ば・かくば)さんは、地方政府の支持のもとで2010年にカーラチャクラ香の技術伝習センターを創設し、その製法を地元の村民に無料で教えている。現在、チベット香の理論と製法のトレーニングを受けている人は200人余り、熟練した技術を持つ人は数十人で、その伝統的な技法を若者たちが受け継いでいる。
カーラチャクラ香は100種以上のチベット薬草を調合して作られ、原料の採集、粉砕、配合、撹拌、形作りから乾燥、貯蔵、包装まで、すべて昔ながらの方法で加工、製造されている。