【新華社南京7月10日】中国の遠洋宇宙観測船「遠望3号」は8日、北斗ナビゲーションシステム(BDS)46基目の衛星を海上で観測・制御する任務を終え、中国衛星海上測控(観測・制御)部のふ頭に帰港した。航行距離1万5千キロに達した1カ月にわたる今回の航程も順調に終わりを告げた。
同船は中国の第2世代遠洋宇宙観測船で、主に衛星や宇宙船などの宇宙機に対し、海上から観測や制御の任務を担っている。これまで52回出航し、有人宇宙船「神舟」や月面探査機「嫦娥」、BDSなどに対して83回に及ぶ海上での観測・制御任務を成功させてきた。