25日にドローンで撮影した北京大興国際空港の西管制塔とターミナルビル。(北京=新華社記者/張晨霖)
【新華社北京6月27日】中国北京市で建設中の北京大興国際空港で25日、西管制塔が竣工検収に合格し、引渡された。西管制塔は将来、同空港で離着陸する7割以上の航空機への管制業務を担う。
西管制塔は、高さ70・3メートルで建築面積2千平方メートル。地下1階、地上20階建てで指揮センターや管制室、設備室などが設けられる。
北京住総集団のプロジェクト総合請負部の大興国際空港西管制塔プロジェクト責任者、周鵬(しゅう・ほう)氏は、西管制塔最上部の円形指揮室の360度全面ガラス窓は、モジュール化された重さ1・24トンのガラスユニット12枚をつなぎ合わせていると説明。使用したガラスは強度や平滑度が優れており、自然破損しにくく、仮に破損しても全体が破砕しにくいなどの特徴を備えていると紹介した。
西管制塔では現在、北京大興国際空港の予定通りの開港に向け、システムの設置と調整を行っている。(記者/張驍)