22日、南京の工房で作品を作る陳和生さん。(南京=新華社配信/方東旭)
【新華社南京5月23日】中国江蘇省南京市で生まれ育った陳和生(ちん・わせい)さん(70)は、子どもの頃の庶民の生活に非常に強い印象を持っている。定年退職後、これまでの趣味だった木工に専念し、農具や生活用品など「古物」のミニチュアを木で作り、少しでも昔の生活の記憶を残そうと考えている。師匠はおらず、図面もなく、独学で制作に取り組んだ陳さんは、10年で計170点余りのミニチュア作品を生み出し「南京市工芸美術の巨匠」の称号も得た。