19日、ニェモ県にある高原栽培業宇宙育種・産業化推進建設事業パーク内の温室ハウスで働く登録貧困者。(ラサ=新華社記者/晋美多吉)
【新華社ラサ4月23日】宇宙で品種改良されたトマトやカボチャ、スイカなどの青果の苗がこのほど、中国チベット自治区ラサ市ニェモ(尼木)県にある高原栽培業宇宙育種・産業化推進建設事業パークに空輸された。これらの苗は、3日間の栽培を経て、約9ムー(0・6ヘクタール)の温室ハウス9カ所にすべて根を下ろした。
チベット支援のために北京市が創出した、ニェモ県高原栽培業宇宙育種・産業化推進建設事業は投資総額が5509万元(1元=約17円)。同事業を通じて、現地の登録貧困者による合作社(協同組合)の1211人が就業による増収と技能研修への参加を果たし、また県全体の貧困家庭125世帯が施設園芸農業による生産を行い、大きな収益を得る見通し。