15日、記者会見で説明する月探査プロジェクト副総指揮を務める国家航天局月探査・宇宙事業センターの主任、劉継忠(りゅう・けいちゅう)氏。(北京=新華社記者/金立旺)
【新華社北京2月16日】中国国家航天局と中国科学院、国際天文学連合(IAU)は15日、記者会見を開き、先月初めに世界初となる月の裏側への着陸に成功した中国の月探査機「嫦娥4号」の着陸地点を「天河基地」と命名したと発表した。また着陸地点の周囲に三角形を作るように並ぶ三つのクレーターを「織女」「河鼓」「天津」、着陸したフォン・カルマン・クレーターの中央峰を「泰山」と命名した。
記者会見によると、月探査プロジェクト「嫦娥2号」と「嫦娥4号」の高解像度月面映像データを利用して申請した「嫦娥4号」の着陸地点を含む五つの地点に対する名称は4日、IAUに承認された。これにより、中国の月探査プロジェクトはその科学的データが月面の地理実体の命名において活用され、新たな重要な成果を収めた。