【新華社ニューヨーク1月31日】米アップル社は29日、2019年度第1四半期(2018年10~12月)の決算を発表した。同社主力製品の「iPhone」は、中国での販売台数が大幅に減少した影響で、売上高が前年同期比15%減と大きく落ち込んだ。
発表によると、2018年10~12月期の「iPhone」の売上高は約520億ドル(1ドル=約109円)で、中国や日本、欧州市場の売上高がいずれも減少した。中でも、中国市場の売上高は前年同期比27%減と最も大きく減った。
アップル社の売上高は同約5%減の843億ドルとなり、純利益は200億ドルに減少した。同社はこれまで、ショッピングシーズンとされる10~12月期で最も多い売り上げを記録してきた。
サービス事業の売上高は同19%増の109億ドルと、初めて100億ドルの大台を突破し、同社で「iPhone」に次ぐ2番目の収入源となった。
今月初め、同社のティム・クック最高経営責任者(CEO)が2019年度第1四半期の業績予想を大幅に下方修正したことを受け、同社の株価は一時大きく下落した。今回の発表では売上高と利益はともに減少したが、市場の予測を上回っており、株価は29日の決算発表後の時間外取引で一時6%上昇した。
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