資料写真（マドリード＝新華社記者／郭求達）
【新華社北京１月２９日】中国外交部の耿爽（こう・そう）報道官は２９日、米司法省が華為技術（ファーウェイ）や関連子会社および孟晩舟（もう・ばんしゅう）副会長兼最高財務責任者（ＣＦＯ）の起訴を発表し、カナダに孟晩舟氏の身柄引き渡しを求める方針を通知したことに対し、コメントを求められ、次のように述べた。
中国は米司法省のファーウェイ及び孟晩舟氏への起訴に強い関心を寄せている。中国政府は一貫して、中国企業に対し、法律やコンプライアンスを遵守した上で対外経済協力を展開するよう要求しており、また各国に対し、中国企業の正常な運営のために公平かつ公正で平等な環境を提供するよう求めている。
米国はこのところ、国の力を使って特定の中国企業を中傷し、打撃を加え、企業の正当かつ合法的な経営の息の根を止めようとしており、その背後には強い政治的な企てや翻弄が潜んでいる。われわれは米国がファーウェイを含む中国企業への理不尽な抑圧をやめ、中国企業を客観的かつ公正に扱うよう強く促している。われわれも中国企業の合法的で正当な権益を揺るぎなく守っていく。
中国は今回の事件について、何度も厳正な立場を表明している。米国とカナダは引き渡し条約を乱用し、中国公民に対して理不尽な強制措置を取り、その合法的権益を大きく侵害している。われわれは米国が孟晩舟氏の逮捕状を直ちに取り下げ、カナダに対して引き渡しを求めないよう再度促し、これ以上誤った道を進まないよう求める。カナダに対しても、中国の厳正な立場を尊重し、孟晩舟氏を直ちに釈放し、その合法的かつ正当な権益を確実に保障するよう促し、米国のために火中の栗を拾わないよう求める。
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